波長安定化633nm He-Ne横ゼーマンレーザを商品化しました。

装置概要

本装置は632.8nmHe-Neレーザの横磁界によるゼーマン効果を利用した波長安定化レーザ装置です.
 
その特徴は,単ー縦モード発振でありながら,レーザ光はわずかに周波数が異なる2つの直交直線偏光に分離しています.その周波数差(ビート周波数)は数100kHz程度の範囲です.

このビート信号を利用して光ヘテロダイン干渉計測が可能です.
 
電源投入後30分程度でオートロック動作が完了し,波長が発振スペクトル幅中央付近に安定化され,ビート周波数も安定します.
 
ビート周波数モニタ用BNC端子が電源部前パネルに設けてあり,光ヘテロダイン計測における基準ビート信号として利用可能です.